シロアリが発生してしまった!どうする?
本来シロアリは巣をつくり、限られた領域に定住する生物なので、近隣のエリアに分布を拡大することはありません。しかし隣家にシロアリが発生した場合、誤解から隣家とのトラブルにつながるリスクも考えておきましょう。早期発見と適切な対処によって、面倒な人間関係のトラブルを未然に防ぐことにつながります。
実際にシロアリが発生したときに、まずやるべきこととは何か?そのポイントと行動をおさえておきましょう。
シロアリを見つけたら最初にやること
シロアリ発見!まずは2点の確認を
部屋にいるときにシロアリを発見!そんな状況に遭ったら、最初にするべきことはシロアリの種類・被害にあった場所の確認です。その時、むやみにシロアリや被害場所に触れないように注意しましょう。
どっちのシロアリ?
日本の家に被害を与えるシロアリは2種類に分けられます。2種類のシロアリは羽アリの特徴によって見分けることができますので、チェックしてください。
ヤマトシロアリ
見た目 | 羽が薄黒い |
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発生時期 | 4、5月 |
イエシロアリ
見た目 | 羽が黄色い |
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発生時期 | 6、7月 |
また住んでいる地域によってもシロアリの分布が変わるので、どの地域にどのシロアリが住んでいるか、一度調べてみてもいいでしょう。
危険なため、まずは業者に電話をすること
シロアリを見つけた時点で、目に見える被害箇所だけでなく、家屋全体に被害が及んでいる可能性も考えられます。一度被害が拡大すると自分で完全な駆除をするのは難しい上に、自己流の駆除によってかえって家屋を劣化させる危険性も。
賃貸住宅の場合は管理人への連絡がもちろん必要ですが、まずはシロアリ駆除の業者へ早めに連絡しておくのが最良の選択といえるでしょう。業者に依頼する前におさえておきたいポイントは以下の通り。
- 確かな知識や技術を伴っているかどうか
- 保証期間・アフターフォローの内容
いくつか業者を比較し、条件に見合った業者を選んでおくと安心です。
シロアリを見つけたら放置しない
シロアリの放置がよくない理由は2点あります。
被害を最小限にするため
シロアリの被害は被害箇所だけでなく、家全体の耐久性にもかかわってきます。シロアリを長年放置すると、コンクリートなどのかたい材質にも穴を空けてしまうことも。シロアリの直接的な被害によって家が倒壊する事例は少ないですが、シロアリの長期的な放置で家の安全性が低下し、災害時に耐えられず倒壊した事例が数多く報告されています。安全な家に長く住むためにも、対処をきちんと行いましょう。
近隣トラブルを避けるため
本来シロアリは巣をつくり、限られた領域に定住する生物なので、近隣のエリアに分布を拡大することはありません。しかし隣家にシロアリが発生した場合、誤解から隣家とのトラブルにつながるリスクも考えておきましょう。早期発見と適切な対処によって、面倒な人間関係のトラブルを未然に防ぐことにつながります。